【翁の漫画評】VECTOR BALL 雷句誠 66点
タイトル:VECTOR BALL
作者:雷句誠
連載期間:2016年~連載中 既刊1巻(2016年7月現在)
評価点:66点(2016/8/6:Down2pt,他タイトルとの調整)
あらすじ(公式引用):
『金色のガッシュ!!』『どうぶつの国』の雷句誠最新作!!! 唯一無二の面白さ! 誰もが驚く新しさ!! 新時代を創る"絆"の学園ファンタジー!!
先日ブスの話をしたので、今日はこの作品について紹介してみたい。
雷句誠の新連載『VECTOR BALL』、先日第1巻が出たばかりだ。
まだ1巻なのでよくわからない、ということを差し引いてもよくわからない第1巻だった。
何なんだこの漫画は…だが、嫌いじゃない。
とにかく、『ガッシュ』でも見られたようなシュールなギャグがパワーアップして散りばめられている。
いや、逆だな。全体的にシュールな雰囲気の中にシリアスな要素が散りばめられてる。今のところギャグ要素の方が圧倒的に多い。
一応、この先の展開としては『ガッシュ』と似たようなファンタジーバトルを軸として進んでいきそうではあるが、果たして真面目にバトルものとして読めるかどうかは未知数だ。
それでなぜ冒頭でブスの話をしたかというと、この『VECTOR BALL』の主人公である<米炊おかか>(名前もダセぇ…)が「ブスを見て笑う性格の歪んだやつ」という、とても主人公とは思えないキャラ設定がされているからだ。なんだその設定は。
ブスがいっぱい出てくる
加えて、「パズルが得意」「まともな友達がいない(コミュ障ってわけではない)」という属性も持っている。これだけ見ると引きこもり系の暗いキャラかと思えるが、ビジュアル的にはシュッとしたスポーツマン系だ。
この<米炊おかか>がある日拾ったパズルを解いたことで謎のパワーに目覚め、もう一人の主人公格である<群青新太>と共に学園にはびこる謎の怪物と闘っていく…というストーリーなのだが…。
戦闘中に豪快にウンコを漏らしていくスタイル
シュールなノリとシリアスな展開をいかにしてマッチさせてくるか。
2巻を楽しみに待ちたい。
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